入室時はドアノック?退室はどうする?意外と知られていない入退室マナー講座!
2017.03.31面接対策突然ですが、面接でのマナーはちゃんと心得ていますか?面接は就活において最も重要と言っても過言ではないと思います。特に面接でのマナーができているのとそうでないとでは、面接官に与える印象が大きく変わってきます。マナーに関する知識がなく、不愉快に思われるなんてことは避けたいですよね。あまり自信がないという人はもちろん、自分はもう大丈夫と思っている人も再度確認できるよう今回は面接でのマナーについて時系列に沿って詳しく見ていきます。これを読んで知識をつけ完璧な準備をして面接に挑みましょう。
受付
面接は誰もが少なからず緊張するものです。そのため心の余裕が大切です。時間ギリギリに着いて焦ることがないように、まず時間には余裕を持って指定された時刻の10分前には会場に到着するようにしましょう。絶対にあってはなりませんが、それでもどうしても遅刻してしまうという場合は、遅刻がわかった時点で、メールではなく必ず電話で連絡をしましょう。会社に着いたら建物に入る前に遅刻する人にありがちなのが遅れた上に、遅れる連絡をした際に伝えた時間にも間に合わないといったパターンです。遅刻はしないに越したことはありませんが、万が一遅れそうになった場合、少し余裕を持った時間を伝えるようにしましょう。
- 担当者の名前
- 提出する書類がある場合は鞄から取り出しやすいようにしまってあるか
- コートを脱いで綺麗な形に整えて手に持っているか
- 携帯の電源はOFFになっているか
を確認しましょう。
会社の建物に入ったらまっすぐ受付に向かい、「こんにちは、〜大学の〜と申します。本日〜時に面接のお約束させて頂いております。担当者の〜様はいらっしゃいますでしょうか」というように、まず挨拶をしてから大学名、氏名、何の用件で誰に会いにきたかを簡潔に告げ取り次いでもらいましょう。この時すでに受付から選考が始まっていると思って対応をしましょう。元気よくハキハキと言うことで担当者に取り次いでもらう際に名前に他に印象なども伝えてくれるかもしれません。
待機
面接で面接官に好印象を与えるために身だしなみはとても重要です。受付を済ませたのちにトイレで
- 寝癖や髪の乱れがないか
- 目やにや歯にはさまっているものがないか
- スーツが汚れやゴミがついていないか
- 髭の剃り残しはないか(男性)
- 化粧が濃すぎたり崩れたりしていないか(女性)
- 靴が泥やホコリで汚れていないか
を確認しましょう。またトイレで社員の方と鉢合わせた時は、慌てずに軽く会釈をしましょう。
待機場所では携帯をいじったり本を読んだりせず、姿勢を正して静かに待ちましょう。緊張しないよう周りを観察できるくらいの心の余裕を持てるといいです。他にも面接を受けにきている人がいれば会釈でいいので挨拶をして決して話さないようにしましょう。
入室
まず担当者に名前を呼ばれたら、「はい」と大きな声で相手に聞こえるように返事をしドアをゆっくりと三回ノックします。(二回では失礼となるのでしっかりと三回しましょう)。部屋の中から「どうぞ」や「お入りください」という声が聞こえたら、再度大きな声で聞こえるように「失礼します」と言い入室します。注意点としては、中からの反応を待たずにすぐに入室しないことです。もし反応がない場合は、扉の前で「失礼いたします」と一言声をかけてから入室しましょう!ドアを閉める時は面接官に背中を向けないようにドアに向かって斜めに立ち静かにドアを閉めます。この時後ろ手でドアを閉めたり大きな音を立てたりしないよう注意しましょう。ドアを閉めたら正面を向き「宜しくお願い致します」と言い丁寧にゆっくりとお辞儀をします。その後姿勢を正し椅子に向かってゆっくりと歩き椅子の横に立ちましょう。面接官から「お座りください」「どうぞお掛け下さい」と促されてから「失礼します」と言って着席しましょう。またこの時利き手側の椅子の横の床に鞄を置くようにし、コートがある場合は綺麗にたたみその上に置きましょう。ここまでが入室の流れです。
面接
面接中は椅子の背もたれに寄りかからず、男性は軽く脚を開き女性は脚を閉じた状態で膝の上に手を置きます。手は男性は軽く握った状態、女性は手を重ねて膝の上に置くといいでしょう。この時椅子の半分くらいの位置に座り顎を引いて背筋を伸ばし、少し胸をはるように座ると綺麗に見えます。脚を投げ出したり猫背はだらしなく見えるのでやめましょう。面接ではアイコンタクトでのコミュニケーションが大切ですので姿勢を正して面接官の目を見ながら自然な笑顔で受け答えをしましょう。
その他に面接中は
- 大きな声でハキハキと話す
- なるべく目を見て話し、目を見るのが苦手な場合は首元や鼻先を見るようにする(キョロキョロしない)
- 敬語が不安でも語尾に「です、ます」をつけて自信を持ってゆっくりと話す
- 貧乏ゆすり、髪をいじらない
- 緊張していると思ったら質問に「はい」と一息入れてから答える
- 面接官が複数人いる場合は一人ひとりへ目配りをする
- 一人称は「わたくしは」(自分や僕とは言わない)
などに気につけましょう。
また、グループ面接は、個人面接と違って他の学生の話を聞く場面も出てきます。他の学生が話している時、つい自分が次に話すことを考えてしまいがちですが、ここはぐっと堪えて他の学生の話に耳を傾けましょう。緊張してしまって自分が話すことだけに頭がいっぱいになってしまっていると、急に話を振られたり、話の流れに合っていない発言をしてしまったりする可能性もあります。グループ面接の際には周りの人に合わせた動きも大切です。雰囲気にのみ込まれてしまうことなく、他の学生の話もしっかりと聞けるように心がけることが大切です。
退室
面接官から「これで面接は終わりです」と言われたら、着席したままの状態で一度「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と言い一礼し、起立して椅子の横で再度「ありがとうございました」とお礼を述べます。この時しっかりと面接官の目を見るように心がけますしょう。その後ひいた椅子をもとの位置に戻してから床に置いた鞄を手に取りましょう。ドアまで歩いたら面接官の方に向き直り、一呼吸おいてから「失礼致します」と言ってお辞儀をし、ドアを開ける際は入室時と同様に面接官に背中を向けないように静かにドアを開けます。外に出てドアを閉める際は再度部屋の中に体を向け会釈をしながらドアを閉めるとなおいいでしょう。退室すると気が緩んでしまいがちですが、携帯をいじったりだらしない態度をとったりすることがないようにしましょう。会社から出るまでが面接だと思い、気を抜かないようにしましょう。また、帰り際にすれ違った方にもしっかり挨拶は行うようにしましょう。面接官は悩んだときには他の人に相談を行ったりします。そのときにハキハキした挨拶を行っていれば、好印象として話をしてくれることがあります。また、冬の季節でコートを持っている場合は、建物を出てから着るようにします。また、相手が見えなくなるまではコートを着ないようにするのがマナーです。
いかがだったでしょうか。このように入室から退室までの流れを詳しく見ていくと気をつけるべきことが意外と多く大変だと思ったかもしれません。しかしこれらのマナーを完璧にすれば同じく面接を受けにきている他のライバルたちと大きく差をつけることができる、と発想を変えることもできます。また自分は多くのマナー知っている、という自信にもなります。そしてマナーというものは社会に出てからも必要なものです。今回紹介したものが将来社会人になってからも役に立つ場面があるかもしれません。是非この機会に一度、入室、面接、退室のマナーをしっかり身につけられるようにチャレンジしてみてください。
株式会社ジェイック
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