就職浪人の割合は?「就職浪人は不利」は真実なのか!?
2018.01.11就活全般皆さんは「就職浪人」という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に説明すると内定を得られずに留年する方のことをそのように呼ぶのですが、その人数は年々増加傾向にあります。
ですが残念ながら、就職浪人って結構不利な状況に立たされることが多いんです。
今回はそんな就職浪人について解説していきます!
就職浪人ってどんな人?
そもそも就職浪人とは希望する企業から内定を得ることができなかったり、内定を1社ももらうことができずに大学を卒業したり留年したりする人のことを言います。
一般的には、大学院に進んでからもう一度就活に挑戦したり、卒業後フリーターになりバイトをしながら就活をするという形が多いと思います。
フリーターで就活する際には新卒ではなく既卒という扱いになり中途採用という形になることが多く、さらに学校からの就活サポートを得ることができなかったりするため新卒採用の学生と比べると不利な状況が多いように見受けます。
就職浪人はどのくらいいる?
文部科学省の調査によると平成29年3月卒業の大学生の就職率は全体で97.7%となっており、専門学校を含めると97.5%という状況になっています。
このデータから見ると就職浪人の割合は全体の5%もいないということになります。
就職浪人をすると不利になるのか?
なぜ就活浪人という道に進むことになったのでしょうか?
今年は希望の企業に受からなかったからまだ社会人になりたくない…、待遇のいい企業から内定をもらえなかった…など様々な事情があると思います。
しかしながら、上記のような理由で就職浪人の道を選ぶのは安易な考えだと言わざるを得ず、あまりオススメできません。それは、新卒の学生の就活と比べるとかなり不利な状況に立たされるからです。
ではどのような点が不利になるのかポイントを押さえてみましょう。
新卒の学生と比べられてしまう
やはりどうしても新卒の学生と違ってマイナスなイメージを持たれることが多く、去年内定をもらえなかった既卒の方よりも新卒の学生の方がいいと思う企業が多く見受けられます。
さらには、募集要項に新卒のみと書かれている企業もありますので応募できる企業にも限りが出てくる場合があります。
面接の際に質問される
やはり面接の際に必ず質問されると言っても過言ではない「なぜ就職浪人したのか」という質問に対して、相手が納得のいく回答をしないと内定をもらうことは難しいと言えます。
回答内容によっては自分勝手や無責任など、ネガティブな印象を持たれることが多いと思いますので面接前にはこういった質問の対策が必須です。
志望している企業の選考が不利になる
就職浪人の中には、就職浪人になって来年もう一度選考に応募したいという方もいらっしゃると思います。
ですが仮に、就職浪人になってでも入社したいという熱意を伝えられることができたとしても、基本的に不採用になってしまった企業ではまた不採用になる可能性が高いのが現状です。
余計にお金がかかる
就職浪人の道を選んでしまった時に実は一番負担が大きいのが、金銭面です。
留年する場合はもちろん一年分の学費がかかってしまうためお金を用意しなければいけません。また、留年せずに卒業して就活をすると交通費などで学割が使えなかったりと学生だけが受けられるサービスを使うことができなくなります。
これが就職浪人の不利な点で、厳しい状況に立たされることは多いでしょう。
先輩の声
筆者の周りで就職浪人になった友人や先輩は、就職浪人が決まるとすぐに留学の準備をし、来年の就活で「一年間何をしていたか」という質問に答えられるように対策していました。来年度の就活まで意外と時間がないので、すぐに行動することが大切です。
おわりに
いかがでしたか?
就活浪人になるということは今後の就活に不利になることが多くなってしまうということは理解して頂けたかと思います。
周りも就職して精神的に孤独になったりとツラいことも多いので、このような状況をできる限り避けられるよう、内定をなかなかもらえなくても卒業ギリギリまで頑張って頂きたいと思います!
株式会社ジェイック
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