【スポーツ用品メーカー】就職には専門知識が必要?新卒倍率や年収を研究!
2018.01.23企業研究・業界研究スポーツ好きや体育会系出身の就活生から人気が高い就職先が、スポーツ用品メーカーです。スポーツ用品メーカーに就職したい場合、専門知識や資格は必要なのでしょうか。また、仕事内容や年収はどうなっているのでしょうか。
今回は、就活中に知っておきたいスポーツ用品メーカーの動向をご紹介します。
スポーツ用品メーカーの仕事内容
スポーツ用品メーカーの主な仕事は、接客販売・サポート・店舗演出・販促企画などです。スタッフは豊富な知識を活かして、お客さんにアドバイスをしながら商品を販売します。顧客は一般ユーザーから学校を中心とした法人、トップアスリートまでさまざまです。
また、スポーツ用品の企画やデザインを行うことも、スポーツ用品メーカーの仕事です。まずは企画担当者が新商品を考え、デザイナーが具体的なデザイン画に起こします。その後、デザイン画をもとにパタンナーがパターン(型紙)を作るといった流れで、次々と新しい商品が作られています。
就職に必要なスキルは?
スポーツメーカーの中でも、どのような仕事をしたいかによって必要なスキルは変わります。スポーツ用品のデザイナーをしたい場合は、デザイン系の専門学校や美術系の大学でデザインを学ぶ必要があるでしょう。スポーツ用品はアートではなくあくまでも人に使ってもらう商品のため、デザイン性だけでなく機能性や快適性も求められます。そのため、ファッションデザイナーよりも幅広い知識が必要になる仕事です。
販売の仕事の場合、特に必要な資格はありません。しかし、「販売士」の資格は実務に役立つため、よりスキルを磨きたい方は取得することをおすすめします。また、スポーツが好きな方や、長年スポーツを続けていて専門知識がある方は、その知識を仕事に活かせます。入社後に専門知識を増やしていく方も、やる気次第で十分に活躍できるでしょう。
新卒倍率は?
大手スポーツ用品メーカーの新卒倍率は、例年大変高くなっています。ある大手メーカーの過去の採用実績では、2,000人以上が受けて7名しか受からないケースもありました。
「数ある企業の中で、なぜその企業でなくてはならないのか」などの鋭い質問をされることも多く、入念な企業研究やビジョン設計が必要です。外資系企業の場合は英会話スキルも求められるため、就職したい企業によっては英語の勉強を計画的に行った方が良いかもしれません。
また、スポーツ用品メーカーは、人柄としては体育会系の方が採用されやすいといわれており、コミュニケーション能力や新しいものを生み出す発想力も重視されます。スポーツ経験は必須ではありませんが、スポーツに対する興味や熱意は必要です。面接ではスポーツや運動への熱意を強くアピールしましょう。
スポーツ用品メーカーの年収は?
スポーツ用品メーカーの平均年収は、約580万円です。業界全体としては、大手スポーツ用品メーカーの売上は伸びているようですが、あくまで社員の年収は横ばいとなっています。
平均年収がもっとも高い企業で、約853万円(平成27-28年)ですが、メーカーの売上と社員の年収とは、必ずしも一致しません。企業選びの際には、メーカーの売上と合わせて社員の収入についても確認しておきましょう。
おわりに
スポーツ用品メーカーでは、商品の企画やデザイン、販売などが主な業務です。スポーツにかかわる仕事のため、就職希望者にはスポーツへの強い興味・関心が求められます。
ただし、必ずしも就職前から高い専門知識が求められるわけではありません。適性や熱意があれば採用される可能性は十分にあるのです。スポーツが好きな方や長年スポーツを続けてきた方は、スポーツ用品メーカーへの就職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
株式会社ジェイック
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