【サービス業界】どんな業種があるの?今後の市場動向について

2018.09.25企業研究・業界研究
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身近な業種でもあるサービス業。近年、サービス業は成長を続け注目を受けていることから、就職を希望している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サービス業界の業種や市場動向についてご紹介します。

サービス業界にはどんな業種があるの?

もともとサービス業というのは、第一次産業・第二次産業以外の業種を指します。そのため、サービス業と一口にいっても、さまざまな業種が存在します。

  • インフラに関わる業種:情報通信業、運輸業、郵便業
  • 物品を販売する業種:卸売業、小売業
  • 価値を提供する業種:金融業、保険業
  • 売買・貸し借りに関する業種:不動産業、物品賃貸業
  • 専門的な知識や経験:学術研究、専門、サービス業
  • 生活を豊かにする業種:生活関連サービス業、娯楽業
  • 旅行や外食に関する業種:宿泊業、飲食サービス業
  • 学業を支援する業種:教育、学習支援業
  • 医療やケアに関する業種:医療、福祉
  • いくつかのジャンルを有する業種:複合サービス業
  • その他:サービス業

上述の通り、サービス業界は幅広く、業種が豊富です。就職を希望する上で迷うかもしれませんが、反対にそれだけ就職先の選択肢が多いとも捉えられます。自分の知識や適正を考慮してどの業種に飛び込むべきか、まずは考えてみましょう。

仕事内容について

サービス業は、業種が多いことから、仕事内容もかなり幅広くさまざまだと考えられます。しかし、全てのサービス業に、共通している部分もあります。

無形の価値を提供する

サービス業全般に共通するのは、顧客に対して「無形の価値を提供する」ということです。例えば、小売業の場合、ものを販売するという価値を提供し、学習支援であれば「知識」という価値を提供していきます。このように、サービス業とは基本的に顧客が欲している無形の価値を提供することが仕事です。

接客だけでなく、新たな価値の創造と保全も仕事に

サービス業では、「接客・営業」の仕事がメインとなります。顧客と向き合って価値を提供する業種がサービス業ですから、接客・営業がメインになるのです。

また、人々がどんな価値を欲しているのかをリサーチし、企画・開発するのもサービス業の仕事の1つ。さらに提供する価値の水準を一定以上に保つ、または高めるためのメンテナンスや社員教育も仕事内容に含まれてきます。

将来性は?

サービス業は非常に成長の可能性を秘めた業界です。経済学的にも、第一次産業・第二次産業が安定し、社会が成熟していくと第三次産業の需要が大きく伸びていくことでしょう。実際に日本において年々、サービス業の需要は増加傾向にあるといえます。

しかし、成長の可能性がある反面で問題を抱えている部分もあります。業種により問題点は異なる部分もありますが、中でも人手不足の問題は大きくなっています。

例えば、近年都内のコンビニで外国人が働く姿を多く見かけるようになりました。これにはさまざまな理由が挙げられますが、その1つに「求人募集しても日本人が来ない」ことが理由として挙げられます。コンビニの時給は、地域の定める最低時給であることも珍しくありません。募集要項を見て「働きたくない」「割に合わない」そう思う日本人が多いためだといわれています。時給を上げようにもそれでは利幅が少なく業績が悪化する可能性があります。結果として応募してくる外国人を採用するケースが増えているのです。

コンビニに限ったことではなく、他のサービス業でも人件費の安い新興国が参入したことで厳しくなっている業種が少なくありません。この問題をどう解決するのか、そしてそのような中でも新たな価値創造をどのように行っていくのかが、成長分野であるサービス業の将来を決める鍵となるでしょう。

サービス業界の市場動向

平成28年におけるサービス業界の年間売上高は、昨年と比較して増加していました。ここ数年、サービス業界の売上高は右肩上がりで数%ながら増加傾向にあります。

サービス業の中でも全8産業の売り上げに増加傾向があり、全体的に売り上げを伸ばしている状態です。

特に教育や学術研究などのように専門性を必要とするサービスが成長しているようです。また、高齢化に伴い医療、福祉も年々伸びてきています。

サービス業界に就職するのであれば、伸びている・伸びしろのある業種を目指してみると良いかもしれません。

おわりに

サービス業界は人々の生活を豊かにし、社会に潤いをもたらす大切な産業です。近年は売り上げも増加傾向にあり将来性にも期待できることで、就職を目指す方も多い業界でしょう。

その反面、サービス業界の成長スピードを妨げる問題点も浮き彫りになりつつあります。今後はそのような問題解決とともに、新たな価値を提供する発想力を持つ人材が必要とされてくることでしょう。

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