航空業界に就職したい!最新の業界動向とは
2018.05.31企業研究・業界研究就活生の中でも人気の高い航空業界ですが、具体的にどんな業界なのかご存知でしょうか?
一言で航空業界といっても、JALやANAなどの大企業もあれば、LCCなどの格安航空会社もあり、その規模はさまざまです。
さらに業務についても、まずパイロットやCAなど華やかなイメージを思い浮かべる人が多いと思いますが、実際のところはどうでしょうか。
今回はそんな航空会社に焦点を当てて、ご紹介したいと思います。
航空業界ってどんなとこ?
まずは航空業界の市場規模から理解しておきましょう。
航空業界の市場規模は約3兆円となっており、上位3社の2017年度通期売上高は以下のようになっています。
- 全日本空輸株式会社(ANA):約1兆8000億円
- 日本航空株式会社(JAL):約1兆3000億円
- スカイマーク株式会社:約756億円
日本の航空業界は20社以上存在していますが、市場規模としてはANAとJALの2社が圧倒的なシェアを誇っています。
しかし、近年では格安航空会社(LCC)の参入も多く、業界全体で競争が激化してきている傾向にあります。高くても満足のいくサービスを受けたいと考える人もいれば、安さを何より重視する人もいるため、いかに顧客のニーズに合ったサービスを提供できるかが、今後も重要なポイントになると思われます。
航空業界の仕事内容とは?
航空業界とはただお客を飛行機に乗せてフライトするだけではなく、貨物の輸送なども行います。
ここでは、航空業界のさまざまな業務について、ご紹介しきたいと思います。
事務系業務
航空に関する事務を扱う業務で、主にマーケティング、サービスの改善、飛行機に関する管理業務などにたずさわります。
さらに天候を確認し、そこから飛行プランを立てるなど、安全に運用するためパイロットに重要な情報を伝達する業務もあります。
運行(パイロット)
飛行機の操縦、整備状況や計器などさまざまな安全確認を行います。
安全に飛行するために健康上の身体検査や厳しい訓練をクリアした人のみがパイロットになることができます。
客室乗務職(CA)
飛行中の機内でのサービス業務、事故があった際の誘導や救護も行います。
整備士
飛行機の整備や点検、修理を行う業務で、理工系の大学や整備の専門学校を卒業した人が採用されています。
航空機を安全に運用していくためにさまざまな知識や正確さなどを求められる業務になっています。
グランドスタッフ
主に飛行場内でチケットの販売からチェックインや搭乗案内、ラウンジ内などでの接客に関する業務を行います。
航空業界の動向
訪日外国人の増加
2010年に羽田空港に新たなターミナルができ、国内線の増強やアジア各国や訪日外国人に増加に対する滑走路の整備が行われました。
新ターミナルは直接繋がっている東京モノレールもできたことから都心にアクセスしやすく、国内の利用客の増加も見込まれています。
さらに今後も東京オリンピックなどから訪日外国人は増加の傾向にあり航空業界全体としては追い風が吹いているといえます。
格安航空会社(LCC)利用者が増加
国内線や国外線のLCC利用者も増加しており、全体の20%に近いシェア率まで高くなってきています。
さらにLCC各社も毎年運行数を増やしてきている現状からか、ANAやJALなども料金設定の見直しが行われ、各社の競争が激化しています。
パイロット不足問題
今後2030年頃に向けパイロットが不足していくと予測されており、パイロットの供給を拡大することが課題となってきます。
しかしながらパイロットの育成コストも高く、コストを抑えて運営しているLCCなどの格安航空会社はパイロットの確保が重要な課題です。
先輩の声
航空業界に憧れを持つ学生は、女性を中心に多いのではないでしょうか?市場は、世界がグローバルに変化するに連れて、拡大して行くため人気もうなずけます。
志望動機には「海外で働きたい」という人が大半になります!その中で、もう一つ、ほかの学生と差別化できる航空業界への熱い想いを語れることがポイントになると思います!
おわりに
いかがでしたか?
今後の訪日外国人増加などが見込まれ、今後も業界全体の規模は右肩上がりという見通しですが、人手不足など課題も多く存在している航空業界。
就職希望の方は現状と今後の課題などもしっかりと頭に入れておき選考に向かいましょう!
株式会社ジェイック
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