もう安心の業界ではない!?銀行就職の現状とは?

2018.03.23企業研究・業界研究
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給与の受け取りなど、生活に欠かせない銀行。

身近に感じる方も多く、さらに安定しているというイメージからこの業界に就職することを視野に入れている方もとても多いと思います。

しかし銀行業界は本当に安定しているのでしょうか?

今回は、そんな銀行業界の現状、特徴、仕事内容について紹介していきます。

最近では商社や広告代理店の滑り止め?大規模な人員削減も…

少し前までは三菱UFJ(2018年4月より行名変更)、みずほ、三井住友の三大メガバンクが就活生にとても人気企業で、業界でいっても銀行業界への就職希望者は常にトップクラスに位置していました。

しかし、2019年春卒業予定の学生の就職活動において銀行業界への希望者が大きく減ってしまっているのが現状です。

理由としては、マイナス金利絡みの問題や、楽天やセブン&アイグループなど他業種からの銀行業界参入による銀行業界の収益下落で三大メガバンクでの大幅な人員削減が行われたことがあげられます。

また、銀行の統廃合や人口減少による収益減少が考えられ、AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などを利用し作業の自動化や効率化を行いさらなる人員削減をするということも予想されます。

以上の点から今まであった安定というイメージがなくなり、将来性に不安を感じてしまうことから就活生の間で避けられてしまっているというのが現状です。

業界の特徴

マイナス金利

日本銀行が2012年から始めた政策で、銀行などの民間金融機関が日本銀行に預けている資金に対してマイナス金利をつけてしまったことで、銀行業界は大打撃を受けています。

海外進出

海外企業の買収を積極的に行いグローバルに展開している企業も多く、特に三大メガバンクの一つの三菱UFJ銀行は世界中にグループ会社が存在しその数は300社といわれています。

今後も海外でのネットワークの拡大につとめることで、幅広い海外ビジネスに着手していくと予想されます。

他業種の銀行業参入

楽天やセブン&アイホールディングス、auなどの携帯電話会社も銀行業に次々と参入してきており、既存銀行の収益を圧迫しています。さらに海外企業が手がける新たな決済サービスなど、これまで銀行が手がけてきた業務にもさまざまな企業が参入してきています。

今後も大幅な人員削減が予想される

低金利による収益の減益からコスト削減を行い、AI(人工知能)を利用したローン審査などの作業効率化をしていくことが考えられます。そのため過剰となった人員をリストラすることが予想されています。

仕事内容

銀行員の仕事内容はもちろんお金に関する業務が多く、顧客のお金に関する作業の手助けをするという業務がメインです。

今回は三つに分けて業務内容を紹介していきたいと思います。

預金業務

銀行に行った時に窓口で手続きの受付をしているスタッフの方を目にしたことはあると思います。銀行の業務の中で一番イメージしやすい、個人や企業の預金を管理する業務です。

貸付業務

車や住宅、学費など大きな資金が必要な顧客に融資や審査、またその受付を担当する業務です。

銀行からの融資には貸し出した分だけの利息が必ずつきますので、その利息が銀行の利益となります。

為替業務

決済をするために他の口座に入金したり、振込を行う業務です。

イメージがわきづらいと思いますが、一番身近なものでいうと電気、ガス、水道などの公共料金の口座振替などを担当している業務です。

営業

個人や企業などの新規顧客の開拓を行う業務です。

定期預金などの銀行のサービスの説明を行ったり、顧客の相談に応じたりすることも多いです。

先輩の声

銀行業界の将来性については様々なメディアで報じられているため、新聞やニュースを通して自分なりに調べてみましょう。その際に自分なりにどうすればよいかを考えながら調べると面接などの時に安心して受け答えができるようになると思います!

おわりに

銀行業界の現状について理解していただけたでしょうか?

長引くマイナス金利、他業種の新規参入など厳しい状態が続いていますが、給与面など魅力も多く就活の難易度はまだまだ高めの状態といえます。

業界の現状と今後の動向にしっかりと予測を立てて就活に向かっていきましょう!

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